(これすらできなければ貴方は一生英語を話せない)
間違いなく1カ月で英語が話せる方法
はじめに
英語が話せる様になりたーい。
と思っている方は、非常に多いのは間違いありません。
そのために、無数の英会話教室や教材や記事が巷には溢れかえっています。
でも、いくらやっても話せない。
恐らく中学校時代から、1000時間以上も英語の勉強をしていながら、なぜ話せないのでしょう?
そんな貴方に、1カ月で簡単に英語が話せる様になる画期的な方法をお伝えしたいと思います。
これを実践すれば間違いなく話せる様になりますので、騙されたと思って是非試してみて下さい。
また少々キツイ言い方をお許し頂けるとしたら、これすらできなければ、貴方は死ぬまで英語は話せません。
3歳児が英語を話している現実
どうしても英語が話せない貴方に、先ずは驚愕の事実をお教えしましょう。
それは、英語圏に行けば、3歳くらいの幼児でもしっかりネイティブの英語を話しているという事実です。
3歳児といえば、生まれてから1年以上は寝ているか、泣いているのかのどちらかですので、英語に接してからまだ1年も経っていない状況です。
にもかかわらず、しっかり英語をしゃべっているのです。
嘘だと思ったら、アメリカに旅行に行ったついでに、現地のスーパーにでも立ち寄ってみて下さい。
そうすると、ようやく歩き出した様な幼児が、”マミ、マミ、ウンダラカンダラ”とこちらが全く理解できないネイティブ英語をしゃべって、母親としっかりコミュニケーションしているのを目撃できると思います。
北米では3歳児が指をしゃぶりながら英語を話している
気にしていないと見逃す光景かもしれませんが、それが真実なのです。
でも変だと思いませんか?
私たちが何年掛けてもできない事を、幼い子供がいとも簡単にそれを成し遂げているのです。
なぜ?
なぜなんでしょう?
その理由が分かれば、英語を話す事など容易(たやす)い事です。
なぜ3歳児が英語を話せるのか
では、一体なぜ3歳児でも英語を話せるのでしょうか?
それはもう簡単な事で、非常にシンプルな会話を頻繁に聞いたり真似してしゃべったりする事で、会話を感覚的に理解する能力が身に付いているからです。
すなわち、マミー、ダディーから始まって、ハロー、バイバイと進む内に、自然に会話を身に付けていったからです。
日本の幼児が、マンマやバーバ、アンパンマンから始まるのと同じ事です。
それによって、私たちの様に頭で考えながら理解して話すのではなく、直感的に理解して話す訓練ができているからです。
英語を話すためには、これが必要なのです。
それでは、直感的に理解して話せる様になるにはどうすれば良いのか?
これについては、どうしてもお伝えしたい事が二つあります。
跳べない跳び箱をいくら練習しても跳べない
突然ですが、小学校時代、何方も跳び箱をやった経験があると思います。
高い跳び箱を跳ぶにはどうすれば良いのか
そのとき、一番高い跳び箱を何度挑戦し続けても跳べなかった、という記憶はないでしょうか?
でも、跳べる高さまで跳び箱を低くして何度か練習すると、自然に高い跳び箱も跳べる様になった、という経験は無いでしょうか?
何が言いたいかと言えば、跳べない跳び箱をいくら練習しても無駄だ、という事です。
そして、高い跳び箱を跳ぶには、低い跳び箱で身体か慣れるまで練習しなければならいという事です。
そしてもう一つ言いたい事は、仮に3段程度の低い跳箱でもそれをたっぷり練習すると、次に跳べるのは4段ではなく、5段になっているという事です。
読み書きは一切不要
2019/8/1:追記
そしてもう一つどうしてもお伝えしたい事は、英会話において読み書きは一切不要だという事です。
考えてもみて下さい。
3歳児が文字を読んだり、ましてや書いたりする事ができますでしょうか。
勿論できません。
にも関わらず、しっかり母親とコミュニケーションできています。
という事は、会話をするのに読み書きは一切不要という事です。
ならば、英語を話せる様になるのはどうすれば良いのか?
簡単な事です。
英会話(音)を聞いて、ただそれをひたすら真似して発音するだけで良いのです。
まさに3歳児がやっている事を行うのです。
本来言語の学習とは、聞く話すから始まって、次に読み書きや文法に進むべきなのに、私たちは聞く話すに全く必要のない、読み書きや文法をひたすら勉強させられたのです。
このためネイティブの英語を聞くと、その音をひたすら頭の中で文字に置き換えてから理解しようとするし、話す場合も、頭の中で文章を作ってから話そうとするから、ダメなのです。
はっきり言って、多少聞き取れない単語があっても、そんな事はどうでも良いのです。
実際聞き取れない単語ばかりの文章であっても、その音を真似して口にすると、相手にはそれがきちんと伝わるのです。
もし日本における英語の授業が、ネイティブ英語を聞いて、単にそれを真似して繰り返すだけだったら、日本人の殆どが英語を話せる様になっていたのは間違いありません。
とにかく、読み書きは一切忘れて、音だけを聞いて、真似して発音するだけで良いのです。
ついでに言っておきましょう。
信じられないかもしれませんが、正しい英語の発音を覚えれば、実は英単語のスペルも正確に書けるのです。
そもそもスペルとは発音を文字にしたものですので、正確に発音さえできれば、例えばRとLや、SとTHも間違わずに書けるのです。
それではどうするか
さて、すっかり前置きが長くなってしましたが、それでは具体的にどうやって勉強するかです。
ご心配なく、数十万円もする教材や、(今もあるかどうか知りませんが)駅前にある英会話スクールを紹介するつもりは一切ありません。
一銭もお金を掛けずに、英会話を習得する方法をお伝えします。
恐らく何方でも、一度や二度は聴いた事があると思うのですが、それはNHKのラジオ講座です。
何だそんな話しだったのかと、ここで本書を閉じないでください。
大事な話はこれからです。
下は2019年前半のNHKラジオ講座の英語番組の一覧ですので、さっと目を通して頂ければと思います。
番組 | 日時 | 内容(2019年版) |
---|---|---|
基礎英語1 | 月~金曜日 午前6:00~6:15 午後6:45~7:00 午後9:00~9:15 |
「声に出すから身につく! 声に出すから楽しくなる!」をテーマに、英語の音やリズムに親しみながら英語の基礎力をのばしていきます。 ストーリーの舞台は日本。中学1年生の旬太とNY生まれのロボット・タマザエモンの日常生活を、シンプルな英語で描きます。 |
基礎英語2 | 月~金曜日 午前6:15~6:30 午後7:00~7:15 午後9:15~9:30 |
ストーリーの主人公は、日本からアメリカ・ニュージャージーに引っ越してきた女の子・美樹。 アメリカの行事や、学校生活、夏休みの過ごし方など、ストーリーの中でアメリカの文化を紹介します。 ワクワクドキドキの青春物語を柱に月~木曜日は高田先生、金曜日は田村先生と学びましょう! |
基礎英語3 | 月~金曜日 午前6:30~6:45 午後7:15~7:30 午後9:30~9:45 |
CAN-DOを文法的にしっかりと解説!さらにCAN-DOを活用した例文も紹介、表現に汎用性を持たせて学習します。 ストーリーの主人公は中3の翔(しょう)。アメリカン人カメラマンとの出会いをきっかけに成長する翔の物語を楽しみながら、英語の土台を完成させます。 |
ラジオ英会話 | 月~金曜日 午前6:45~7:00 午後0:25~0:40 午後9:45~10:00 日曜日 午後4:30~5:45 |
高校レベルの英文法を網羅しながら、“英語の知識”を“使うための感覚”に転換します。 講師は“文法”と“気持ち”を結び付ける達人・大西先生。 受験や資格試験対策も意識したカリキュラムで、英語を“話したい”人を応援します。 |
入門ビジネス英語 | 月・火曜日 午前9:15~9:30 午後0:40~0:55 午後11:20~11:35 土曜日 午前10:30~11:00 |
電話や会議で発言するとき、交渉の場に臨むときなど、仕事のさまざまな局面で役立つ基礎的な英語表現を学びます。 銀行員として20年にわたる海外勤務を経験した講師の経験をふまえ、明瞭・簡潔・前向きで、失礼のないシンプルな言い回しをご紹介します。 |
遠山顕の英会話楽習 | 月~水曜 午前10:30~10:45 午後3:45~4:00 土曜 午前7:50~8:35 午後9:00~9:45 |
会話は目的を持って行われることが多いものです。この講座では、そうした目的を達するために必要な英語表現とその言い方、それを使ったやりとりの方法を楽しみながら学ぶことができます。 外国語での会話は、頭の中で作文しがちですが、言いたいことを効率よく表現するためには、英語特有のやりとりパターン、決まり文句やイデイオムなどを学ぶことが大切です。 そこで、この講座では、効率的なやりとりパターン・決まり文句・イデイオムを紹介し、その使い方や応用の仕方を身につけ、英会話のおもしろさを体験していきます。 月曜・火曜は、月替わりのテーマにちなんだDialogとWrite It!で、「話す」「聞く」「書く」力を鍛え、水曜はReview and Something Newで「リスニング力」と会話に必要な「文法感覚」「発音」などを磨きます。 毎月最後は月テーマに因んだ歌をとりあげ、一緒に歌いリズム感も養います。この他にもバリエーション豊富な学習素材を用意し、年間通しての”英会話楽習”を目指しています。 |
実践ビジネス英語 | 水~金曜日 午前9:15~9:30 午後 0:40~0:55 午後11:20~11:35 土曜日 午前11:00~11:45 |
世界のトレンドをいち早くキャッチしたトピックをテーマに、オン・ビジネス、オフ・ビジネスに役立つ実践的なビジネス英語を学習。 グローバル時代に対応できる高度な英語でのコミュニケーション力を育成する上級者向けの講座です。 |
これをご覧になって、もし貴方が英語のラジオ講座を聴かれるとしたら、どの番組を選択されるでしょうか?
恐らく定番の”ラジオ英会話”とか、仕事にも役立ちそうな”入門ビジネス英語”とかではないでしょうか?
よもや、小中学生レベルと言われる”基礎英語”を、今更聴こうと思う方はいらっしゃらないでしょう。
ですが、(誠に言い難いのですが)それこそが間違いなのです。
先ほど跳び箱の話をさせて頂きました様に、跳べない跳び箱をいくら練習しても全く意味がないのです。
簡単に跳べる高さの跳び箱で、練習を続けなければいけないのです。
そうすれば、いつの間にかそれより1段はおろか、2段、3段高い跳び箱を簡単に跳べる様になるのです。
基礎英語を聴く
これで本書の言いたい事は、ご理解頂けた事でしょう。
英語が話せない私たちが聴かなければいけないのは、英語圏の幼児が経験する極めて初歩的な英会話なのです。
すなわち、頭で考えて話すのではなく、感覚で話せる様にならなければいけないのです。
それを吹っ飛ばして、どうでもいい文法や、受験単語や時事英語やビジネス英語などに進むからいけないのです。
何度も言いますが、英語圏の幼児は(日本もそうですが)、文法も受験単語も時事英語など全く知らなくても、会話ができている事を忘れないでください。
跳び箱と同じ様に、自分が簡単に理解できる英会話を練習し続ける事が必要なのです。
どうやって基礎英語を聴のか
そこまで分かれば、もうやる事は一つです。
朝6時に起きて、ラジオのスイッチを入れて、一番簡単な基礎英語をたった15分聴く、それだけです。
余り気合を入れ過ぎると長続きしないので、気楽に構えて大丈夫です。
朝6時に起きれば、最も簡単な基礎英語1から始まって、基礎英語2、基礎英語3、ラジオ英会話が順番に聴けます。
とは言え、忙しい朝に全部聴けなんてい言いません。
NHKラジオ講座のテキスト
自分が一番抵抗なく理解できる番組を一つ聴けば、十分です。
ここで重要なのは、背伸びをしない事です。
小中学生レベルなので話のストーリーは今一つかもしれませんが、会話のシチュエーションは現実に良くある場面を想定してあります。
ですので、番組を聴いてみて、日本語の解説無しでも半分以上の会話の内容が理解できる番組を選択します。
何度も言いますが、殆ど理解できない英会話をいくら聴いても無駄です。
ある程度(少なくと半分以上)分かる会話を聴き続けましょう。
もしどれを選らべば良いか分からなければ、
ラジオ英会話を15分だけ聴いて下さい。
これでしたら朝6時45分から15分で終了します。
そして試しに声に出して発音してみる。
このとき一つ一つの単語を理解していなくても良いのです。
とにかく音の雰囲気を真似して発音すれば良いのです。
自分では完全に理解していないにも関わらず、その真似した音声を外人に聞かせたら、相手はそれを完全に理解してくれるのです。
たったそれだけの事を暫く続けてみて下さい。
するとあるとき、今まで全く聞き取れなかった英会話の内容が、いきなり理解できる瞬間があり、更にそれに対して自然に返答できる様になる自分に驚いたりすると思います。
そうなったらしめたものです。
それでかなり3歳児に近づいてきたと思います。
それを1か月続ければ、間違いなく英語が話せる様になったと実感すると思います。
なお3歳児程度の会話では不十分だ、と思われる方もいらっしゃる事でしょう。
ですが、貴方には3歳児以上の英単語も一般常識も専門知識も話題も持っているという事を忘れないで下さい。
それらを組み合わせれば、3歳児程度の英会話能力でも、十分外国人と渡り合う事が可能なのです。
テキストは不要
2019/5/29:追記
既に英会話を勉強するのにテキストは不要だと何度かお伝えしました。
ですが、そうは言っても長年の悪しき習性でどうしてもテキストを見ないと落ち着かないという方も、多くいらっしゃるのは間違いないでしょう。
また聴き取れなかった単語を、どうしても文字で確認したい事もあるでしょう。
そんな場合はテキストを購入するのを止めはしません。
ですが、気が付くと数か月分のテキストが溜まったまま、やっぱり英語を話せないままになっていたとしたら、次の1か月はテキスト無しでもう一度挑戦してみて頂ければと思います。
何度も言いますが、文字で覚えるのではなく、(一つ一つの単語は不明でも)音で覚える必要があるのです。
それで外国人には通じるのです。
AMラジオ
さて、これで本書の要点は十分掴んで頂いた事思いますが、ここでおまけとして、ラジオの話をしておきましょう。
一昔前でしたらどこの家庭にも1台はあったラジオですが、今ではどこを探しても見当たらない家もあると思います。
まして、一人暮らしでしたら、まずお持ちではないでしょう。
となると町の量販店かAmazonで購入すると思いますので、本書お勧めのラジオをご紹介しておきます。
ラジオ講座用のラジオとなると、真っ先に思い付くのは以下にある様な録音機能付きでしょう。
録音機能付きラジオ
ですが、そんな機能は全く必要ありません。
むしろ邪魔です。
録音機能があると、録音しているから後で聴こうと、安心してまた寝てしまいます。
ですので、必要な機能は①AM放送が受信できて、②スピーカーがあって、③タイマーが付いている機種です。
そこで本書がお勧めするのは、以下です。
タイマー機能付きラジオ
これでしたら、毎朝6時に自動でラジオ講座が聴けて、7時になったら自動でOFFしてくれます。
安いし、単四電池2本で1か月ほど持ちます。
お勧めです。
まとめ
それではまとめです。
①英語圏に行けば、3歳児でも流暢に英語を話している。
この理由は、感覚的に話す訓練ができているからである。
②高い跳び箱を跳ぶには、低い跳び箱で練習を積む必要がある。
③それと同じ様に、英語を話せる様になるには、簡単な英会話を聴き、それを幼児の様に真似して発音する必要がある。
④そのためには、NHKラジオの基礎講座がお勧めである。
⑤英語は音で聴き、それを真似て声をだす。故にテキストも不要である。
⑤自分が理解できるレベルの英会話を一か月聴きながら発音すれば、間違いなく英語が話せる様になる。
まだ疑っている方に最後にもう一度言います。
これをやれば、絶対に英語が一か月で話せる様になります。
何しろ、3歳児でもできるのですから。
そして本書が最後にもう一つお伝えしたい事は、
3歳児の英会話レベルで会話は十分通用する
という事です。
それさえ認識すれば、(分からない話にニコニコ頷くのではなく)お前の英語は分かり難いから、子供にも分かる様にもっとシンプルに言い直せ、と相手にお願いする事も可能です。
それこそが真の会話なのです。
(これすらできなければ、貴方は一生英語を話せない)
間違いなく1カ月で英語が話せる方法
間違いなく1カ月で英語が話せる方法