小学生でも分かるShallとShouldの違い

2017/01: 発行



はじめに


ShallとShouldの違いをご存じでしょうか?

辞書で調べると、以下の様に書かれていますが、これだけいっぱい書かれると何がなんだかさっぱり分かりません。

Shall
(単純未来)
…でしょう、…だろう、…することになっている、…でしょうか、…だろうか、…させてやる、…しましょうか、…したらよいでしょうか
Should
(Shallの過去形)
…であろう、…するぞ、…しましょうか、…すべきである、するのが当然だ、したほうがいい、…すべきであった、…する、…する

ですので、じっくり見る必要もありません。

おまけに単純未来だのShall過去形だのと言われたら、なおさら意味不明で混乱に拍車を掛けてしまいます。

毎度の事ですが、どうでも良い事をあれもこれもと書かれると、物事の本質を見失ってしまう事は良くある事です。

ですが、よくよく知ってしまうと物事は非常に単純なのです。

そして、実は知らないからこそ複雑だと誤解してしまうのです。

という訳で、ここではもっと単純明確に両者の違いをお伝えしたいと思います。


ShallとShouldの違い


ShallとShouldの違いを単純明確に言ってしまえば、以下の通りです。

Shall: しなければいけない
Should: した方が良い

ですので、これだけ覚えて下さい。

そしてもし契約書や規格書にShallと書かれている場合は、必ず守らなければなりません。

またもしShouldと書かれていたら、必ず守る必要はないものの、守った方がより良く評価されるという訳です。

例えばYou shall return. と言われたら、貴方は必ず戻って来なくてはいけないし、You should return. と言われたら戻って来た方が喜ばれるという訳です。

これなら分かり易いし、覚え易いでしょう。




WillとWouldの違い


ついでですので、WillとWouldについても勉強しておきましょう。

willと聞くとついつい”…だろう”とか、wouldと聞くと”…であろう”と訳してしまいますが、それは間違いです。

本来の意味は以下の通りです。

Will: 強い意志を持ってやる
Would: 是非やりたい

ですのでI will make it.と言えば、私は必ずそれを作り上げるという強い意志を表していますので、めったに使わない方が良いかもしれません。

ですので、もっと気軽な気持ち言うには、I am going to make it.と言った方が無難です。


まとめ


まとめです。

辞書に書かれている、意味不明な人称やら直接法だの仮定法だの全て忘れ頂いて構いません。

なにしろ(先ほどお伝えした様に)英語圏に行けば、文法など全く知らない3歳の子供でも、平気で母親と英語で話をしているのですから。

覚えるのは、以下で十分です。

Shall: しなければいけない
Should: した方が良い
Will: 強い意志を持ってやる
Would: 是非やりたい

本書がお役に立てば幸いです。




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