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第3章：実践編

3-6. ダイエット2日目：睡眠

さて成功をイメージし終わったら、最後に以下を読んで、今日はぐっすり寝て下さい。


睡眠は、地球上の生物にとって新陳代謝を促すために極めて重要な行為です。


人間の場合、昼間に外部からのストレスをたっぷり受けて疲れた脳とカラダは、睡眠によってリフレッシュされ、睡眠によって健康的で綺麗な肌や引き締まった体型に蘇生されるのです。

もっと言えば、睡眠中に体は休んでいるのではなく、昼間とは異なる組織（補給部隊）が、活発に貴方の身体の内側から修復作業をしているのです。

すなわち、美しいボディーは、人知れず夜つくられているのです。

このため、もし何らかの理由により睡眠不足に陥ると、この蘇生作用が不十分となり、荒れた肌、たるんだ体型のまま朝を迎える事になるのです。

余談ですが、怪我や病気の場合の治癒力も、やはり睡眠時間にこそ大きく発揮されますので、寝れば寝る程回復は早くなります。

良く”睡眠不足は肌荒れの原因”と言われますが、”睡眠不足だから肌が荒れる”のではなく、”睡眠不足だから、昼間に荒れた肌が蘇生されない”のです。

また女性特有の脚のムクミ（体液の循環が悪くなり、細胞のすき間などに水分が停滞する症状）も、身体を水平にする事で徐々に修復されます。

睡眠が美しい体を作るために、いかに重要がご理解頂けましたでしょうか？

このためもし精神的な理由でどうしても熟睡できない場合は、これを読んだのを機会に一度お医者さんに相談して、暫定的に睡眠導入剤を処方して貰うのも手かもしれません。

また後述しますが、意味もなく夜遅くまでテレビを見て、そのＴＶ番組に釣られて夜食でも食べたら、ダイエットにとって最悪です。

なお寝るときの着衣は、室内着よりも更にゆったりしたものを着る様心がけましょう。


特に最近はシェープアップと称して、補正下着が流行していますが、これらを着用しても痩せて見える効果は殆どありません。

なぜならば、更に外部から強い圧力を受けるダイビング中においても、太っている方は水中でも太っている事から簡単に分かって頂けると思います。


また人間の筋肉や脂肪は、ゼラチンや羊羹と同じ様な物ですので、どこかを締め付ければ別のどこが膨らむだけの話で、体積自体は全く変わらないのです。

ましてや、太ももの肉が、ヒップに移動する筈がありませんし、身体を締め付ければ、シェープアップ効果があるとはとんでもない誤解です。

昼間も無駄な補正下着ですが、蘇生活動をする夜は決して着用しない様にしましょう。

特にウェストを締め付けるものは、呼吸器系にも消化器系にも悪影響を及ぼすのは間違いありません。

ただし、胸とお尻のタルミ防止のため、運動時にサポーター肌着を付ける事は（補正下着とは別に）非常に大切な事ですので、念のため付け加えておきます。

ですので、タルミ防止とダイエットの観点より、昼間は胸とお尻は適度に締め付けておき、夜は緩める事が肝要です。

また合わせて、セキュリティー対策と美容も万全に。